旧朝日小を改修してできる「那須まちづくり広場」。グラウンドには2年以内にサ高住なども建つ予定だ=12日午前、那須町豊原丙

 廃校を活用し、地域住民の生涯にわたる交流拠点とする「那須まちづくり広場」が27日、那須町豊原丙の旧朝日小にオープンする。地域包括ケアの拠点とすることをはじめ、直売所形式の「市場」といった地産地消支援、就業・起業の場や音楽のアート講座などのほか、将来的にはシェアハウスや高齢者向け住宅の建設にも取り組む全国でも珍しい試みという。事業を担う那須まちづくり株式会社(那須町豊原丙)の近山恵子(ちかやまけいこ)代表(68)は「この学校跡地が住宅と仕事、文化のあるコンパクトシティーになる」と話し、「“民官”連携の地方創生モデルにしたい」としている。

 広場となる旧朝日小は鉄筋2階建て、敷地面積約1万3千平方メートル、延べ床面積約3300平方メートル。同社が町から借り受け、約3千万円で改修。各教室などに市場やカフェをはじめ、手仕事工房や乳製品製造などのミルクプラントといった雇用の場、起業支援、デイサービスや配食サービス、介護などのワンストップの相談所のほか、音楽や写真の講座や展示、人形劇の上演、「楽校(がっこう)」と題した月1回の識者による講演など19の事業が一斉にスタートする。希望した各事業者がそれぞれ運営し、住民も参加して協力する。

 このほか2年以内にサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、シェアハウス、障害者のグループホームを建設する予定で、多世代交流の場が完成するという。