地方独立行政法人県立がんセンターは22日、「病理外来」「病理セカンドオピニオン外来」を4月3日から開設すると発表した。がん患者が検査や診断を専門とする病理医から直接説明を受けられる外来で、がんへの理解促進や適切な治療につなげる効果が期待される。

 主な対象は、乳房や消化器でがんの診断を受けている患者。病理医が患者に対し、手術で取り出した体の組織を顕微鏡で見せながら、がんの様子や広がり方などを説明する。また他院で手術や診断を受けた患者が、セカンドオピニオンとして病理医の所見を聞くこともできる。

 医療現場では、がんの診断を受け入れられず、不適切な民間療法などに頼り、病状悪化につながる患者も少なくない。同センターによると、検査や診断を専門とする病理医が直接説明することで、患者が納得して適切な治療を受ける環境づくりにつながるという。

 同センターは2016年4月から、より経営の自由度が上がる地方独立行政法人に移行した。