下野市職員が給与の水増し処理を行い、公金を詐取したとされる事件で、宇都宮地検は13日、詐欺罪で同市文教2丁目、元同市総務人事課主幹の無職吉葉仁一(よしばじんいち)容疑者(49)を起訴した。県警は被害総額が4千万円以上に上る可能性もあるとみており、立件が可能な被害については詐欺容疑で追送検する方針。

 起訴状などによると、2017年9月8~11日ごろ、同市役所で、給料などを支出する必要がない派遣先の市職員5人に給料などを支出する内容の虚偽の書面を上司に提出し、給与支払い事務手続きを行わせて同15日、被告名義の5口座に計約195万円を振り込ませた、とされる。