高値が続くレタス。棚に手を伸ばす買い物客もいつもより少なめだ=6日午後、宇都宮市鶴田町

 県内のスーパーで葉物を中心に野菜の高値が続いている。10月の台風21、22号や日照不足の影響で、レタスやホウレンソウ、白菜などは価格が平年比3~5割高で高止まりする店舗も多く、野菜売り場では購入をためらう消費者の姿も。葉物野菜が活躍する鍋物の季節が到来し、スーパーは半分や4分の1などの小分けや、価格が変動しにくいカット野菜の販売に力を入れている。

 レタスは平年の1・5倍の1玉298円。10月の台風で産地に影響が出て以降、「価格が高止まりしている。売れ行きも思わしくない」という。

 同市内では1玉400円近くで販売しているスーパーも。このスーパーの担当者は「ここまで高いのは異常事態」と打ち明ける。ホウレンソウや白菜、トマト、キュウリなども高値が続き、同市、主婦(68)は買い物かごを手に「高くてとても手が出ない。カット野菜で代用するしかない」と困り顔だ。

 このためスーパーの多くは、半分や4分の1の量で提供するなどし、値頃感を打ち出している。通年で価格が変わりにくいパックのカット野菜の取り扱いを増やす店舗も目立つほか、豆苗など安定した価格で提供される水耕栽培の野菜も人気という。

 宇都宮市中央卸売市場の青果卸売会社「東一宇都宮青果」によると、「今週から来週にかけて価格は落ち着く見込み」だが、「年末の需要増を控え、高値の傾向は年明けまで続く可能性もある」と指摘している。