ノーベル文学賞決定を受け、急きょ設置されたイシグロ作品コーナー=6日午前、宇都宮市馬場通り2丁目、喜久屋書店宇都宮店

 長崎市生まれの英国人小説家カズオ・イシグロさん(62)のノーベル文学賞受賞決定から一夜明けた6日、県内の書店にはイシグロ作品の問い合わせが相次ぎ、コーナー特設も始まった。

 宇都宮市馬場通り2丁目の喜久屋書店宇都宮店は同日朝、店内にあった著作「日の名残り」「わたしを離さないで」など計11冊を集め、急きょイシグロ作品コーナーを設置した。このうち5冊が午前中に売れ、問い合わせの電話も多かったという。

 同店の大出光美(おおいでてるみ)さん(33)は「イシグロさんは英国籍を取得しているが、日本生まれの作家なので、私としても受賞は喜ばしい。これを機に作品を読んでくれる人が増えれば」と話した。最新作の長編「忘れられた巨人」が近く文庫化されることもあり、同店はコーナーを充実させる予定だ。

 同市宮園町の落合書店東武ブックセンターも在庫の5冊をレジ近くの目立つ場所に陳列。午前中に3冊が売れた。