雪崩事故現場近くに臨時で設けられた献花台に花を手向ける人たち=27日午後0時15分、那須町湯本

 那須町湯本の国有林で登山講習会中だった大田原高山岳部の生徒と教員計8人が死亡した雪崩事故は27日、発生から半年を迎えた。事故現場の斜面を望む小丸山園地には臨時の献花台が設けられ、遺族や関係者らが静かに手を合わせた。

 「時間がたっても(息子がいない)寂しさは変わらない」。犠牲になった浅井譲(あさいゆずる)さん=当時(17)=の父慎二(しんじ)さん(48)は午前9時前、献花台を訪れ、しばらくの間、現場の斜面を見詰めた。事故後、なるべく普段通りの生活をしようと努めているが、斜面を見るたびに悲しみは募る。

 この日、臨時の献花台付近は時折、冷たい風が吹いた。斜面には赤く色づき始めた木の葉が見られ、秋の深まりを感じさせた。