那須町湯本の国有林で登山講習会中の大田原高の生徒、教員計8人が死亡した雪崩事故で、県教委が設置した検証委員会(委員長・戸田芳雄(とだよしお)東京女子体育大教授)は18日、県庁南別館で、2010年3月の春山安全登山講習会で起きた雪崩の再調査を行った。当時の引率教員ら6人が聞き取りに応じ、生徒にけがはなく報告は不必要と判断したと証言した一方、情報は主催した県高校体育連盟(高体連)登山専門部の一部の教員間での共有にとどまったことも確認された。

 聞き取り終了後、戸田委員長が取材に応じ、「情報共有は一部の講師間で行った印象」などと指摘し、検証委の第1次報告書(中間報告)で「(雪崩の情報が)関係者間で共有され」などとした記載を修正する考えを示した。