支援団体の結成総会で勝又被告の母親が息子の無罪を訴えた=16日午後3時、宇都宮市明保野町の県弁護士会館

 2005年12月、日光市(旧今市市)大沢小1年だった吉田有希(よしだゆき)ちゃん=当時(7)=が殺害された今市事件で、殺人罪に問われ一審宇都宮地裁で無期懲役判決を受けた鹿沼市西沢町、無職勝又拓哉(かつまたたくや)被告(35)の冤(えん)罪を訴える支援団体の結成総会が16日、宇都宮市明保野町の県弁護士会館で開かれた。弁護団が控訴審での弁護方針を説明し、被告の母親(58)が協力を呼び掛けた。

 支援団体は「えん罪今市事件・勝又拓哉さんを守る会」(星次夫(ほしつぎお)会長)。弁護団の協力要請を受けた人権団体「日本国民救援会」が4月に支援を決定し、設立準備を進めていた。

 弁護団の一木明(いっきあきら)主任弁護人らは、一審判決には犯人とする客観的証拠はなく、有罪認定の根拠となった「自白」に矛盾があると強調。控訴審で専門家に鑑定を依頼し、自白と事件現場や殺害方法に疑問点があることを改めて説明した。

 被告の母親は「拓哉はやっていない。みんなの力を貸してほしい」と訴えた。被告は「守る会」関係者に「控訴審では必ず無罪を勝ち取ります」とする書面を寄せた。