社会福祉法人「瑞宝会」瑞法会が運営する栃木市都賀町合戦場の知的障害者支援施設「カーサ・エスペランサ」で今月、入所者の50代女性が施設から逃げ出し「職員から暴行を受けた」と訴えていたことが、14日までに分かった。栃木市は施設内の虐待が疑われる事案として、女性や職員への聞き取り調査を行っている。

 同市によると、入所者の女性が1日朝、同施設から逃げ出し、近所の民家に助けを求め、栃木署が保護した。市職員が同日夜、同署に確認したところ、女性はあばら骨2本が折れ、背中と腰にあざがあった。

 施設は5日、女性が逃げ出したとの事故報告書を市に提出。市が12日、女性に聞き取りを行ったところ、あざは職員の暴行でできたと説明し「(施設の)室長に職員から暴行を受けていると相談した」と話したという。

 市は13日、女性から名前が出た職員にも聞き取りを行ったが職員は暴行を否定。けがは女性が窓から逃げ出した際に負った可能性もあるとして、市は調査を継続している。

 同施設の総施設長は「女性は室長に『職員から怒鳴られた』という内容の相談をしていたが、職員は暴力を振るってはいない」と女性が訴えた内容を否定した。