県立高(全日制59校)で、修学旅行の主な訪問先に広島を選ぶ学校が増えている。2017年度は28校が予定し、13年度から5年間で2倍になったことが19日までに、県教委のまとめで分かった。近年は沖縄が多く選ばれていたが、17年度は広島が上回った。訪問先の規制緩和で増加した沖縄に代わり、かつて主流だった広島への回帰が進んだとみられる。一方で沖縄を訪問する学校も依然として多く、修学旅行を通した平和教育は続いている。

 県教委によると、17年度は広島に次いで沖縄が26校。広島を訪問する学校の大半が旅程に近畿も入れるが、近畿だけを訪問するのは1校という。長崎も3校が予定している。

 13~17年度の5年間をみると、主な訪問先は太平洋戦争末期に激しい地上戦が行われた沖縄、原爆が投下された広島、長崎などがある。沖縄は13~16年度は30校以上に上った。長崎は13~16年度、6~4校。近畿(広島と合わせて訪問の学校を除く)は5~3校で、その他(北海道など)は3~1校だった。

 広島は13年度14校、14年度16校、15年度17校、16年度21校と増加している。17年度は沖縄を上回ったが、そもそもは広島、近畿が主流だったという。沖縄は、県教委が1998年度に訪問先の基準を「国内」に拡大し訪問が可能になって以降、徐々に増え始めた。