【栃木】市教委は返還の必要がない給付奨学金「とちぎ吾一奨学金」を創設し、来年度から給付する。大学や短大、専門学校などに進学を希望する高校3年生を対象に募集し、進学後に月3万円を給付する。鈴木俊美(すずきとしみ)市長が17日の定例記者会見で明らかにした。

 現在の市奨学金は返還義務のある貸付奨学金と、定住促進を目的に条件をクリアすれば返還を免除される返還免除型貸付奨学金がある。完全給付型は初めてで、市教委によると県内では那須烏山市と野木町に続き3例目。

 対象者は、扶養者が市在住の住民税非課税世帯で、学校長の推薦があることなどが条件。募集は年1回10人以内で、特別支援学校を含む市内の高校9校に原則各1人を割り振る。初回は今年11月中旬~1月下旬に募集する。確定すると、大学生なら4年間など正規の修学期間給付する。

 創設に合わせ、市篤志奨学基金「とちぎ吾一奨学基金」を創設し、同奨学金のために広く篤志家から寄付を募る。