調査結果を報告する東北大の大槻名誉教授=17日午後7時50分、塩谷町飯岡

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質を含む指定廃棄物の処分場問題で、塩谷町内の詳細調査候補地周辺を現地調査した東北大の大槻憲四郎(おおつきけんしろう)名誉教授(地質学)が17日夜、同町飯岡の塩谷中屋内運動場アリーナで町民らに結果を報告した。大槻氏は、候補地の上流で土石流が発生する恐れがあることや、環境省による選定手法の間違いを指摘した。

 報告会は、反対同盟会の総会終了後に開催。町民ら約320人が詰め掛けた。

 調査は、4月12~14の3日間で実施。同町上寺島の東古屋橋付近から7、8キロ先の上流まで西荒川の沢を歩き、河床の堆積物や勾配などを調べた。

 大槻氏は、候補地が土石流危険渓流などに認定されていないのは、ダムの完成により人家が高台移転しているからと指摘。環境省による選定方法を「非常に雑すぎる」と批判した。