雪崩事故の検証委員会第3回会合で発言する戸田委員長(右から2人目)=17日午後、県公館

 雪崩事故の検証委員会は17日の第3回会合で、救助に当たった那須地区消防組合などの活動状況を報告した。雪崩発生から約50分後に消防通報があり、行方不明者全員の救出完了まで約4時間が経過していたことなどが改めて明らかになった。このほか県が観測した事故現場近くの積雪データも新たに提出され、宇都宮地方気象台の観測と同様、短時間で新雪が降り積もった状況が裏付けられた。

 報告によると、事故当日の3月27日、那須地区消防に通報があったのは午前9時22分。同10時29分まで、5次にわたり計14隊44人が出動した。

 第2次までが現場に到着した直後の同35分、救助活動を開始。まず隊員2人が被害場所などの把握を始めたという。被害場所に隊員が移動を始めたのは同11時23分だった。

 その22分後、行方不明者の捜索などに着手。行方不明者全員の救出が完了したのは午後0時50分ごろだった。救助者全ての下山が終わり、同5時3分に救助活動は終了した。出動は消防機関42隊163人、自衛隊35隊150人、災害派遣医療チーム(DMAT)2隊8人に及んだ。