ワサビ田の復旧作業に当たる山口さん=6日午後、日光市独鈷沢

 2015年9月の関東・東北豪雨で全壊し、収穫ができなくなっていた日光市独鈷沢(とっこざわ)の「独鈷沢わさび園」のワサビ田の復旧が進んでいる。

 同園は三依地区の沢沿いで50年以上続くワサビ田。同地区には3カ所のワサビ園があり、清流が育む地域の特産品として県内外から大勢の購入者が訪れる。2年前の水害で土砂や流木が流れ込み、沢沿いに造られた同園のワサビ田(約40アール)が全壊。同園の直売店では現在、近隣のワサビを仕入れ販売している状態だ。

 復旧作業は昨年12月から行われ、土砂や流木などを取り除き、石を積み上げた新しい棚田が一部完成した。同園の山口義一(やまぐちよしいち)さん(64)は現在、苗植えを行い、新しいワサビ田(約100アール)は8月に完成する予定だ。

 山口さんは「特産品で両親が大切に残したワサビ田を何としても続けたかった。来年秋には三依産のワサビが収穫できる」と期待を寄せている。