県は17日、大田原市羽田(はんだ)の羽田沼周辺で回収した野鳥のオオハクチョウ2羽を国立環境研究所が遺伝子検査した結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たと発表した。北海道大に確定検査を依頼し、高病原性の型であるかなどを調べる。県内では昨年12月、真岡市で回収された野鳥のオオタカから高病原性ウイルスが確認されており、確定検査で2羽からウイルスが検出されれば、今季の感染例は3例となる。

 県によると、1羽目は13日午後、2羽目は14日朝、いずれも水辺で死んでいるのが、市民らに発見された。

◆大田原市、立ち入り自粛呼び掛け

 羽田沼の水辺で回収されたオオハクチョウから鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことを受け、大田原市は17日、羽田沼野鳥公園への立ち入り自粛を呼び掛けた。人がふんを踏むなどしてウイルスが拡散することを防ごうと、沼南側の市道を封鎖し、人が近付くことが多い沼西側にロープを張った。

 周辺ではハクチョウを冬の地域のシンボルとして迎えている。全国的に鳥インフルの発生が相次いでいただけに、羽田沼白鳥を守る会の長嶋昭夫(ながしまあきお)会長(57)は「やはり来てしまったか」と戸惑う。守る会は公園の巡回やハクチョウの様子をチェックしてきた。「今後、より注意深く羽田沼を見守りたい」と話した。