宇都宮城址(じょうし)公園で栗原敏勝(くりはらとしかつ)容疑者(72)が死亡した爆発事件に巻き込まれ宇都宮市、パート従業員男性(64)ら重軽傷を負った3人を手当てした同市、女性看護師(36)が25日、下野新聞社の取材に答えた。「テロでも起きたのか」と恐怖を感じながらも「痛い、痛い」と訴えるけが人を懸命に励ました。

 23日、「宇都宮城址まつり」の医療スタッフとして公園内の本部テントに詰めていた。午前11時半ごろ「ドーン」という大きな爆発音、数分後に「パンパンパン」と「乾いた破裂音」を耳にした。

 「けが人がいる」と聞き、即座に東に約50メートル離れた公園内の道路へ。パート従業員男性が路上であおむけに倒れ「左の耳が聞こえない」「痛い、痛い」と訴えていた。

 頭から出血し、左脚にえぐれたような深い傷があった。付近のベンチには損壊した栗原容疑者の遺体が見えていた。一帯には血なまぐささと「何か化学的な臭い」が漂っていた。

 右脇下から出血し内臓損傷の重傷を負った住所不定、無職男性(58)も介抱し、本部テントに戻ってから右脚に軽いすり傷を負った宇都宮市、中学2年男子生徒(14)も手当てした。

 爆発によるものか、テント付近には乾電池のかけらが落ちていたという。