小山市旭小の学区内に県警が設置し、地元住民が管理運営を担う「子ども見守りカメラシステム」の運用が9日始まり、同校(同市駅南町5丁目)で式典が行われた。
同校はJR小山駅南東の住宅街にあり、学区には国道50号をはさんで小山城南中周辺も含まれる。防犯カメラが設置されたのは、通学路の信号機や公園の一角など25カ所。設置場所には「子ども見守りカメラ作動中」の表示板が取り付けられている。
録画映像のチェックやデータ管理などは、地元の四つの防犯ボランティア団体と八つの自治会などでつくる「旭小学区安全なまちづくり推進協議会」が行う。井守義明会長は「子どもの登下校時の安全を守るだけでなく犯罪の抑止効果も期待している。適切に運用して、住民が安心して暮らせる街づくりを進めたい」と話した。
県警ではプライバシーへの配慮として、録画映像の使用を犯罪捜査の際に限定。また映像には常時、薄いモザイク処理が施され、人物の特定まではできないようになっているという。映像の保存期間は7日間。
同システムは国のモデル事業で、全国14都府県15地域を選定。県内では、1平方キロ当たりの刑法犯認知件数が県平均の約10倍に上る小山署城南交番管内にあり、住民組織が活動が充実している同学区が選ばれた。
システムは全額国費で整備され、同学区における事業費は約3800万円。