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社会
足利事件・再審初公判来月21日 菅谷さん「希望見えた」(2009年9月5日 05:00)
「希望が見えた」−。再審の初公判期日や証拠調べを行う方針などが決まった4日、菅家利和さん(62)は県庁記者クラブで会見し、ようやく笑顔を見せた。「検察が無罪論告の方針で、証拠調べを行うのは画期的だ」「証人尋問に期待が持てる」。誤判原因究明を訴え続けてきた弁護団も一様に前向きな評価を口にした。再審に明るい兆しが見え、菅家さんは「これで始まる。納得いく裁判をやってほしい」と決意を新たにした。(島野剛) 宇都宮地裁での三者協議は菅家さんも出席。8月の前回は発言しなかったが、今回は隣に座った検察官に、自ら宇都宮地検の意見書を示しながら「『17年半も苦しんで、これじゃあ困るんです』と言ったんです」。 厳しい姿勢で臨んだ協議。その後の会見では前回協議後や6月の再審開始決定後にはなかった笑みがこぼれた。 「1、2カ月で再審が終わったのでは納得できないが、半年ぐらい公判をやるというのはまあまあですね」 弁護団も「評価できる」と繰り返し、安堵の色を浮かべた。佐藤博史弁護士は「裁判所は『再審は誤判原因究明が目的ではない』と言ったが、証拠調べをすることが原因究明につながる」と強調した。 6月4日に釈放され、ちょうど3カ月。菅家さんは「ようやく生活にも慣れてきました」と振り返り「再審が終わったら、地元へ帰る。目標が見えてきた。これからですね」と次の「希望」も見据えていた。 会見を見守った「菅家さんを支える会・栃木」の西巻糸子代表も「裁判所は意義のある判断をしてくれた。弁護団の努力のたまもの」と歓迎した。 一方、同地検の高崎秀雄次席検事は「従来通り、速やかな判決言い渡しを求めた。再審による被告の利益の擁護は、有罪判決の効力を失わせることに尽きる」と説明。弁護団が求める証拠調べは「刑事裁判の目的とは違うので不相応」との考えを示した。 その他のニュース
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