傷害事件に関する記者会見で法人としての対応を説明していた手塚容疑者=9月13日午前、宇都宮市下栗町

 宇都宮市西刑部町の知的障害者支援施設「ビ・ブライト」で4月、入所者男性(28)に重傷を負わせたとして運営する社会福祉法人「瑞宝会」の職員ら男女2人が傷害容疑で逮捕された事件で、県警は4日、事件に関する内部資料を破棄したとして証拠隠滅の疑いで同法人職員で県警OBの同市陽南2丁目、手塚通(てづかとおる)容疑者(69)ら職員3人を逮捕した。捜査関係者によると、一部の容疑者は容疑を否認しているという。

 他に逮捕されたのは、県警OBの大田原市末広3丁目、斎藤博之(さいとうひろゆき)(58)と、傷害事件発生当時の「ビ・ブライト」施設長だった宇都宮市南大通り2丁目、斎藤健輔(さいとうけんすけ)(56)の両容疑者。

 逮捕容疑は、共謀し4月15日にあった傷害事件の証拠と認められる文書を同18日ごろに施設内で廃棄した疑い。

 捜査関係者によると、事件を目撃した元職員の証言が記載された文書や暴行したとされる職員の女の報告書など複数の内部調査の資料がなくなっていた。施設内のシュレッダーで廃棄した可能性があるという。

 県警や同法人によると、手塚容疑者は県警を2009年に定年退職、斎藤博容疑者は11年に自己都合で退職しそれぞれ同法人に再就職。共に内部調査などを行う部署に所属し、施設内で事故などがあった際の調査などを行っていた。