資生堂那須工場(仮称)のイメージ

 資生堂が19日に発表した那須工場(仮称)建設計画は、同社の国内4カ所目の生産拠点となる。近年高まる訪日外国人のさらなる需要増を見込み、スキンケア製品の生産体制を増強する狙い。誘致に成功した大田原市では歓迎ムードが高まる。業界トップ企業の生産中核拠点となる工場新設で、本県の産業振興と地域活性化にも大きく寄与しそうだ。

 スキンケア製品製造の中核を担う那須工場は「国内のマザー工場と同様に重要な生産拠点。大阪工場とともにスキンケアのメイン工場が二つになるイメージ」(同社担当者)。IoT(モノのインターネット)を活用するほか、人工知能(AI)の導入も視野に入れ、最先端技術を備える。

 新工場の従業員数は明らかにしていないが、同社は「社内異動もあるが、新たな人員確保も必要。採用は大田原市とも協力して行いたい」と説明する。大阪工場は約900人の従業員を抱えるとされることもあり、地元では雇用促進や労働人口増加による経済活性化に期待が高まっている。

 同社が必要とした広さや、東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから近く物流に有利な立地が、用地取得の決め手になった。