子どもの貧困解決を目指すプロジェクト「子どもの貧困撃退 円卓会議」を取りまとめているとちぎコミュニティ基金(事務局・宇都宮市)が、仕事上のスキルや専門知識を生かしたボランティア活動「プロボノ」の協力者を募っている。企業人としての人脈や営業力、企画力でプロジェクトの実効性を高めるのが狙い。現在3人のプロボノ協力者を、来春には40人に増やしたいという。

 同基金は認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク(Vネット)が運営しており、円卓会議は今年7月、宇都宮市で旗揚げした。子どもの貧困に関心を持ち、実際に行動する人を増やしながら対策を考え、必要な資金を個人・法人から集める事業を目指す。

 プロボノはラテン語で「公共善のために」を意味する。Vネットの矢野正広(やのまさひろ)事務局長は「NPOや支援関係者だけでは事業は難しい。営業ノウハウを持っていたり、調査力や分析力などを備えていたりするプロの腕が必要」といい、子どもの貧困と普段、接点がない人たちを活動に取り込みたい意向だ。

 具体的には来春にも宇都宮市の1中学校区で、子ども食堂や子どもの居場所、無料の学習支援、親の就労支援などの仕組みを設ける計画。成功事例を同市内全中学校区に広げていき、将来的には県内全域での展開を視野に入れている。