昨年「いちご市」宣言した鹿沼市の新たな観光拠点として期待される市花木センター内の観光いちご園「ベリーちゃんハウス」(同市茂呂)。1月15日のオープンから2カ月が過ぎたが、園の規模から1日当たりの平均来場者数は最大20人と見込んでいたのに対し、約16人と順調な滑り出しを見せている。いちご園の設置は、センターを訪れる新たな客層の開拓などに結び付くのか。5月中旬まで予定される開園期間が折り返しを迎える中、これまでの成果や今後の課題を探った。

 1月15日~3月14日の利用者は計814人で、最も来場が多かったのは2月4日の54人。ハウスの利用者は平日は高齢者が多く、土日は半数以上を子ども連れの家族が占めるという。市外や県外からの来場も多く、新たな客層や若い人たちを引き寄せている。

 センターはイチゴタルトやイチゴジュースといった加工品の製造にも取り組み、商品化を目指している。2017年度内にはセンター内にカフェを設置し、加工品の販売を予定する。

 ホワイトデーの14日には試作した加工品のタルトなどを楽しむイベント「ナイトストロベリーフェスティバル」を開催。「甘くておいしい」「楽しい」とイベントの評判は上々だ。

 若者らも多くの関心を集めるいちご園。しかし、土日は来場者が集中し需要に応え切れない日が多い。特に土曜日は、翌日曜の予約客の摘み取り分も確保する必要から、飛び込みの客を断ることがこれまで50組以上あったという。