■芦野石の岩肌背に桜、観音堂映える 氏子らライトアップ 那須町

2008/04/12

桜と岩肌、観音堂が競演する「堂の下の岩観音」のライトアップ

 【那須】芦野の町指定文化財「堂の下の岩観音」で、エドヒガンとソメイヨシノが見ごろを迎えている。昨年五割程度だった花芽も今年は回復。明るさを増した照明に、桜と観音堂、岩肌が美しく映えている。

 同所には、樹齢百五十年以上のエドヒガン二本、ソメイヨシノ二本、オオシマザクラ一本、八重桜二本が植えられている。

 ライトアップは同観音の氏子らが二年前から実施。高さ約三十メートルの芦野石の岩肌を背に朱色の観音堂と桜が浮き立ち、写真愛好家らに人気のスポットだ。

 昨年までは発電機を用い、一キロワットの照明三基で照らしたが、今年は東京電力の協力で電線を引いた。氏子らは陰になる杉林の一部を伐採、菜の花を植えて彩りを加え、手前の田に水鏡をつくるなど演出にこだわった。

 主導した芦野の無職渋井武雄(しぶいたけお)さん(71)は「地元住民や氏子から特殊寄付三十万円を募り、設備も整った。開花時期の違う四種の桜は今月末まで楽しめる」と話している。ライトアップは午後六時から同九時まで。五月の連休明けまで行う。