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下野新聞動画ニュース<佐野>
【まちの芸術家】正藍染め 大川公一さん (2010年12月16日 05:00更新)
徹底して、昔ながらの技法にこだわる。化学染料の普及で大量生産が可能になった藍染めだが、「正藍染め」は、水に溶けないタデアイの葉を発酵させて「すくも」にし、カシなど堅い木を燃やした灰の汁でさらに自然発酵させた液に布を何度も漬けて染める。手間がかかるが「本物には意味がある」と、淡々と作業に取り組む。 「意味」とは何か。本来の藍染めは紫外線に強く抗菌作用があり、虫よけになった。糸と糸の間に入り込んで摩擦に強い布にした。だから野良着や道着、脚半にも使われた。化学的な藍染めにそうした特長はない。 そして、色。正藍染めは染めを繰り返すうちに深く美しい藍色に変わる。「透明感が違うんだよ」。水洗いした布を手に、満足そうに笑った。 もともとはミュージシャン。足利で工房を構えた父・大川仁さん(故人)のこだわりを受け継ぎ、30代で正藍染めを始めた。4年前、山あいの佐野市閑馬町にギャラリーを兼ねた自らの工房を建てた。 高価な着物ではなく、普段使いの洋服や作務衣に仕立てる。「伝統工芸を残したい。それには使ってもらって意味を発しないといけないからね」。豊かな自然に、染め上がった布が舞うように広がった。 このジャンルの動画一覧
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