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茂木の奇祭「じかたまじない」

2012年7月23日 05:00

 【茂木】「じかたまじない復活祭」が22日山内地区の国神神社で行われ、ゆで卵を供え痔の平ゆを願う奇祭「じかたまじない」が14年ぶりに復活した。

 地元のじかたまじない保存会(桧山義雄会長)によると、大国主命を主祭神とする同神社には「旧暦の6月1日(むけっついたち)に仕事を休み川で尻を洗ったうえで卵を神社に奉納、後に食すると痔が治る」との伝承があり、「じかたまじない」として多くの観光、参拝者が訪れていた。

 1998年を最後に途絶えていた同祭を復活させ地域おこしを図ろうと、有志らが2005年に保存会を結成。一昨年に復活祈願祭(準備祭)までこぎつけたものの、東日本大震災で境内の一部が崩れるなどして昨年の復活祭は中止となった。

 この日は午前10時、氏子はじめ100人を超える参拝者がゆで卵を持参するなどして参集。本殿で奉納卵を前におはらいや祝詞などの神事(じかたまじない・けつぴたしの儀)が行われ、集まった人たちは清められた卵を大切に持ち帰った。

 境内には卵形の白御影石「尻洗いの石」も新設され、尻洗いを模して尻を突き出し「けつぴたし」と唱える参拝者の姿も見られ笑いを誘った。保存会の大久保正義事務局長(76)は「一度途絶えた故事復活の大変さが身にしみた。大震災被害から文化財復興に取り組む東北の関係者にエールを送りたい」と話した。