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【しもつけフォト俳句】7月の応募作品、選考と解説

2012年7月12日 05:00

 7月分で気になったのは、写真と俳句が説明調になっていること。花を撮って、花そのものを詠んでいる。写真と俳句がつきすぎている。つかずはなれずの関係を「不即不離」という。このつかずはなれずの関係をうまく写真と俳句の中で作り上げていくことが大切。

 その中で入選作はしっかりとした作品作りがされている。俳句だけでも独立している。写真がなくても俳句から情景が浮かんでくる。情景がそのまま写真で撮られているのではなく、この俳句にどんな写真が付けられているのかなという期待感を持たせる作品があった。(つまり、イメージを膨らませ、『この写真からこういう句を付けたのか』という驚きがほしいという)

 また季語がダブる二重季語、季重ねが多かった。日常使っている言葉が季語になったものも多い。例えば、春の季語「長閑」(田植えの写真に春の季語『長閑』を詠み込んだ句があった)。句を作るときは一度辞書を引いたり、歳時記で調べてみる必要がある。さらに季節感が分かる写真。例えば、春の季語「桜」に冬の句が付けられたり、ポピーなら夏を詠み込んだ俳句を考えなければいけない。