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2019年度募集要項
新聞論

新聞の魅力と地方紙の役割

 世の中で起きたことをより正確に、そして分かりやすく読者に伝える。大きなニュースを先んじてキャッチし、いち早く県民に届ける。さらに、背景を深掘りした記事は世の中の仕組みや国の制度さえ変える力を持つ。私たちはそうした思いを胸に、日々の紙面を作っています。

 スマートフォンが普及した今、多くの人がインターネットやSNSから情報を得ていますが、一方で出所不明の不確かな情報やフェイクニュースもあふれています。しかし新聞は記者が自ら足を運び、自分の目で確かめるなど直接取材した記事で構成されており、その信頼性の高さは読者からも支持されています。

 確かに速報性ではテレビやネットにかないません。しかし新聞は解説性や記録性にも優れています。一過性の報道に終わらせず、場合によってはキャンペーン報道や大型連載企画を展開。丹念な取材で声なき声を拾い上げ、事実を一つ一つ積み上げていく。そうした記事がきっかけとなって新たな制度が確立されるなど世の中が大きく動いたり、隠れた不正行為に捜査のメスが入ることさえあるのです。

 一方、地方紙である下野新聞は地域密着の路線を貫いています。県内17カ所という手厚い総支局網を通して地域のニュースを細大漏らさず拾い上げ、読者のもとに届けています。総支局の記者は地域の人たちと同じ空気を吸いながら生活し、取材活動を続けています。それにより地域との絆が深まり、より多くの情報も寄せられます。そして地域とともに歩む紙面づくりが実現するのです。

 全国、国際ニュースは通信社から配信を受けていますが、新聞は社会の縮図そのもの。県外、国外、たとえ地球の裏側で起こっている事象でも、県民生活に影響がある場合は積極的に取材し報道します。読者の「知りたい」に応えるのは新聞の使命でもあります。その結果として大きな反響が寄せられたり、地道に掘り下げた取材が特ダネにつながった時こそ、記者はやりがいを感じるのです。

下野新聞社編集局長
江田和宏