七五三の写真を撮影する菊地夫妻。子の特性に配慮し短時間で撮影するなどのサービスを始めた=5日午前、宇都宮市内

 発達障害のある子も安心して記念写真を-。宇都宮市陽東4丁目の「カズサヤ写真館」は今月、専門家の助言を取り入れた新たな撮影サービスを始めた。「じっとしていられない」といった子の特性を事前に保護者から聞き取り、短時間で撮影するなど配慮する。七五三のシーズンを迎え、「不安で悩んでいる親御さんにぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。

 同写真館を営む菊地芳弘(きくちよしひろ)さん(48)、純子(じゅんこ)さん(45)夫妻は、七五三の撮影に臨んだ子が突然暴れだした経験があった。「子どもの特性や性格を事前に把握し対応していれば、最後まで撮影できたかも」と歯がゆさを覚えた。

 夫妻は、友人で一般社団法人「障がい者才能開発支援協会」代表理事の岩田由美(いわたゆみ)さんに相談した。岩田さんには発達障害のある長女がいるが、「気が散りやすい記念写真の撮影はハードルが高い」という。

 このため撮影は短時間にし、着付けが困難な場合は洋服でも対応。1日で終わらなければ日を分けた撮影にも応じる。