2016年の県内自殺者は前年より31人少ない382人で、20年ぶりに400人を下回ったことが、15日までの県警生活安全企画課のまとめで分かった。景気の回復傾向や相談窓口拡大などの各種対策が要因とみられる。多くの年代で自殺者が減少する中、65歳以上(135人)は高齢者人口の増加を背景として前年から17人増え、過去最高の35・3%。同課は「健康問題や核家族化による孤立に悩む人が多いようだ」としている。

 警察庁によると、人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺死亡率は19・4人と、全国で12番目に高かった。

 同課によると、県内自殺者はピークだった09年の630人から7年連続で減少した。15年の413人から7・5%減。400人を下回るのは、1996年(398人)以来、20年ぶりとなった。

 同課は要因として、景気の回復傾向に加え「相談窓口を増やすなど官民を挙げた対策の効果が出ているのではないか」とみている。