社会福祉法人「静山会」(佐野市奈良渕町)が運営する事業所の閉鎖を表明していた問題で12日、同所の軽費老人ホームA型「唐沢グリーン・ビラ」の全入所者の転居が完了した。これで、同所の特別養護老人ホーム「唐沢静山荘・唐沢の里」、小山市横倉の同「横倉の里」を含めた、同法人運営の全入所施設から入所者がいなくなり事実上閉鎖した。

 グリーン・ビラは60歳以上の29人が入所していたが、閉鎖方針を受け、職員が1月中旬ごろから転居先探しを開始。群馬県太田市や宇都宮市、佐野市などの有料老人ホームやケアハウスなどへの転居を行い、12日には残っていた2人の引っ越しが完了した。

 隣接する唐沢静山荘などと同様、グリーン・ビラも賃金未払いが続く中、職員は最後まで献身的に仕事に当たった。