春らしい陽気になっても、インフルエンザの流行が収まらない。県内では今季、流行期に入るのが9年ぶりに越年し、患者が急増。県に報告される週の平均患者数が30人を超え、その後10人以上の状態が続く「警報レベル」は3月下旬に脱したものの、依然高い水準にある。

 入学や新学期を目前に控え、県は「ゴールデンウイーク明けくらいまでは十分な警戒が必要」と、手洗いやうがい、マスクの着用を呼び掛けている。

 県健康増進課によると、今季は1月4~10日の週に、県内76カ所の定点医療機関から報告された患者の平均人数が流行水準の1人を超え、流行期に入った。2月1~7日の週に31・63人となり、警報レベルの30人を突破。翌週に33・12人でピークを迎えた。

 3月21~27日の週に9・37人となり警報レベルを脱したものの、昨季より約1カ月遅い。遅れた理由は「はっきり分からない」というが、越年して始まった流行がずれ込んでいる格好だ。