空の下で「茅ボッチ」作りに挑戦する参加者=8日午前11時半、日光市土呂部

 日光市土呂部の秋の風物詩「茅(かや)ボッチ」を作る体験ツアーが8日、同所の里山斜面で行われ、秋晴れの下、県内外からの参加者ら18人が作業に励んだ。

 同市や奥鬼怒・川俣温泉旅館組合などでつくる「鬼怒川源流・栗山ツアー実行委員会」主催。土呂部の貴重な自然や里山の景観保全のため茅ボッチ作りに取り組む民間団体「日光茅ボッチの会」(飯村孝文(いいむらたかぶみ)代表)がガイドを務めた。

 参加者は草刈り鎌を手に作業を開始。刈り取ったススキやワラビなどの草を束ねた後、5束ずつ円すい状に立て掛けるなどして、次々に完成させた。中には目を付けて顔に見立てたものもあり、1時間半ほどで約40個が出来上がった。

 土呂部の県道沿い約1キロにも約50個を立て「茅ボッチ街道」作りも行った。

 長男の健太(けんた)君(1)と参加した同市川治温泉川治、佐藤富士子(さとうとしこ)さん(35)は「作るのは難しかったが体験できてよかった。日光の中でもここならではの光景でいいですね」と話していた。

 茅ボッチは干した後、牛の餌になる。茅ボッチは今月末まで見ることができるという。