手押し式の種まき機を使ってビール麦の種をまく大平南小の児童ら

 【栃木】大平町出身でビール麦の契約栽培を普及させた功労者田村律之助(たむらりつのすけ)(1867~1932年)の顕彰団体「田村律之助顕彰会」(鈴木広志(すずきひろし)会長)などは19日、「田村律之助ビール(仮称)」の醸造プロジェクトを本格的にスタートさせた。田村の母校が前身の大平南小の児童らが同日、市内の畑でビール麦の種まきを実施。顕彰会などは2019年のビール完成を目指している。

 田村は明治後期にビール麦の契約栽培を本県にいち早く導入し、現在収穫量が日本一の本県のビール麦栽培の礎を築いた。今年が田村の生誕150周年の節目に当たることから、同校前校長の鈴木会長(57)が発起人となり6月、顕彰会が発足した。

 プロジェクトは田村の功績の周知や、収穫量日本一を誇る本県のビール麦をさらに全国へ広め、市民に誇りを持ってもらうことを目的に顕彰会が企画した。

 ビール麦を栽培する畑は、同校南の地元農家が所有する畑10アール。種まきから収穫までは地元の子どもたちなども参加し、ビール醸造はファーマーズ・フォレスト(宇都宮市)の協力を得て行う。完成したビールは市内のほか、全国のビール祭りなどでも販売し、地域ブランドとして発信する。

 19日の種まきには同校1~6年の11人や親父(おやじ)の会など計約20人が参加。手押し式の種まき機を使うなど昔ながらの作業で約10キロをまいた。