重文に指定答申された大雄寺本堂=大田原市黒羽田町

 国の文化審議会(馬渕明子(まぶちあきこ)会長)は19日、大田原市黒羽田町の大雄寺(だいおうじ)(本堂など9棟)など全国10件の建造物を国の重要文化財(重文)に指定するよう、松野博一(まつのひろかず)文部科学大臣に答申した。近く答申通り指定される見通し。県内建造物の重文指定は2014年の那須神社(大田原市)と古河橋(日光市)以来で、計40件となる。

 大雄寺は曹洞宗の寺院で1404年の創建と伝えられる。1576年に大関高増(おおぜきたかます)が黒羽城に居城を移す際、同寺も現在の位置に移されたとされる。黒羽藩主大関氏の菩提(ぼだい)寺として庇護(ひご)を受け、江戸中期から末期にかけて境内が整えられた。

 今回指定されたのは本堂、庫裏、禅堂、鐘楼、経蔵、総門、回廊3棟の計9棟。経蔵は1967年、他建造物は69年に県の有形文化財に指定されている。