新装された陽明門を約40年ぶりにくぐるみこし=18日午前11時、日光市山内

 日光市山内、世界遺産日光東照宮の春季例大祭最終日は18日、降雨のためハイライトの「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」が中止となり、徳川家康(とくがわいえやす)らを祭るみこし3基が約40年ぶりに新装された国宝「陽明門」をくぐる神事などが行われた。

 東照宮は行列の開始時間を早めて行うことも検討したが、天候が回復せず午前9時45分、2002年春以来の降雨中止が決まった。

 行列のため日光二荒山神社拝殿へ遷座されていた家康、豊臣秀吉(とよとみひでよし)、源頼朝(みなもとのよりとも)のみこし3基は午前中に東照宮の神輿舎(しんよしゃ)に戻った。

 本社では中止を祭神に告げる神事が行われ、本来は行列の目的地「御旅所(おたびしょ)」で披露される舞「八乙女舞」「東遊(あずまあそび)」が奉納された。

 埼玉県越谷市、主婦奥(おく)やよいさん(58)は「千人行列を楽しみにしていたが、中止となり残念。でも、みこしが陽明門をくぐる場面に遭遇できて幸運」と話していた。