【大田原】佐久山の正浄寺は春彼岸中日の20日、佐久山小雅楽部の児童10人が参加して県無形民俗文化財「正浄寺の雅楽」を奉納演奏した。

 同寺の雅楽は少なくとも江戸末期には存在し、農民の間で伝承され珍しいとされる。現在は檀徒有志の保存会が継承している。

 この日は、古式ゆかしい衣装に身を包んだ保存会員と児童が、念仏の前後に笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)などを奏でると、厳かな音色が堂内に響き渡った。

 同校雅楽部の6年郷間弥希(ごうまみずき)さん(12)は「雅楽部最後の演奏をかみしめながら、大切に演奏した。大人になっても雅楽ができたらいい」と話していた。