からくり人形芝居を披露する半屋さん(右)

 【栃木】からくり人形師の半屋弘蔵(はんやこうぞう)さん(64)=岩舟町静戸=が21日、城内町2丁目のヤオハン城内店内コミュニティー空間「ふれ愛ひろば」で無料実演し、これまで国立演芸場などの大舞台でしか実施してこなかった「からくり人形芝居」を市内で初めて披露した。半屋さんは2月に人形3体を市に寄贈する予定で、4月からは万町のとちぎ山車会館前で毎週実演する計画だ。

 半屋さんは、江戸時代のからくり人形を復元制作している全国でも数少ないからくり人形師。埼玉県川口市のからくり人形師半屋春光(はるみつ)さんに師事した。作品は県内外の博物館などに収蔵されている。実演も行い、市内では蔵の街の秋恒例のイベント「お蔵のお人形さん巡り」などで無料実施している。

 今回は、昨年9月に地域住民の交流の場として開設された同空間の取り組みを応援しようと、スーパーでは初めて実施。からくり人形の歴史やつくりの解説などに加え、市民劇に出演した経験のある市内の女性(35)がボランティアで口上を務めて人形芝居を行うことにした。

 約1時間の実演を2回実施。初回は太閤秀吉(ひでよし)のもてなしで「茶運び人形」が利休(りきゅう)に茶を運び喜ばれるなどの設定で、からくり人形が口上と息の合った精巧で愛らしい動きを披露した。