退造の生家を目指す生徒たち

 【宇都宮】太平洋戦争末期に沖縄県警察部長を務め、県民疎開を進めて多くの島民の命を救った市出身の荒井退造(あらいたいぞう)の母校・宇都宮高の野球部は6日、年始めに大先輩の生きざまを学ぼうと、同校と上籠谷町にある退造の生家を往復する新春ランニングを行った。

 同校野球部は、退造の顕彰活動の一環で沖縄県の高校と交流試合を行うなど、退造との関わりが深い。生家への新春ランニングは昨年に続き2回目で、おととし秋に生家へ退造の顕彰碑が建立されたことなどを契機に始まった。

 けがなどのため自転車で伴走した生徒を含め、1、2年生の全29人が参加。青空の下、約12キロの往路をおのおののペースで進み、先頭は1時間弱で生家に着いた。現地では当家や退造顕彰に取り組むNPO法人菜の花街道の関係者らから、けんちん汁などを振る舞われた後、退造に関する講話を受けたり、荒井家の墓前で手を合わせたりした。