県スポーツ功労賞の表彰式で福田富一知事(右)と記念撮影する楢崎智亜選手=14日午後、県庁

 スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)複合で今季総合1位に輝いた楢崎智亜(ならさきともあ)(21)=宇都宮市出身、県山岳連盟=が14日、県庁で開かれた県スポーツ功労賞の表彰式に出席し、「苦しいシーズン前半を何とか耐え切れたし、成長することもできた」と今季を笑顔で振り返った。

 世界各国で全15戦行った今季W杯で優勝こそなかったが、最も得意とするボルダリングは中国・南京大会などで4度の2位を獲得。到達点の高さを競うリードでも安定したパフォーマンスを披露し、2020年東京五輪正式種目の複合で自身初の総合1位となった。

 この日は母・陽子(ようこ)さんらとともに県庁を訪れ、福田富一(ふくだとみかず)知事と懇談。楢崎は「今シーズンは遠征が多く移動が大変だった。コンディション調整も難しかった」と振り返ったが、「きつい試合でも頑張って乗り越えてきた。そのおかげでメンタルは成長できた」と自信に満ちた表情で話した。

 来季W杯は4月に開幕し、2年に1度の世界選手権などの国際大会も開催される。「来年はもっと試合が増える。冬の間に体力とけがをしない体をつくりたい」と意気込みを語った。

 福田知事は「世界で活躍してくれた。来年もいい成績を残せるように、県民を挙げて応援する」と激励した。