大豆の収穫作業をする茂木小の児童

 【茂木】茂木小の4年生53人がこのほど、今年6月から同校中庭の花壇で栽培してきた在来種の大豆の収穫作業を行った。「茂木の自然を守る」をテーマにした総合学習の一環で、小深地区で100年以上栽培されている在来種の存在を知った町民が生産者と同校を橋渡しした。児童や関係者は「学校での栽培が、貴重な種を守ることにつながればうれしい」と話している。

 「小深在来」の大豆は、農業町井求(まちいもとむ)さん(78)が祖父、父と受け継ぎ、種を採りながら自家消費のために栽培を続けてきた。町井さんに栽培を引き継ぐ後継者がいないこともあり、自然栽培の青果などを販売する町田の「ナチュラルフード森の扉」の野原典彦(のはらのりひこ)代表(49)と同校の学校支援ボランティアコーディネーター岩村宏行(いわむらひろゆき)さん(47)が学校側に栽培を持ち掛けた。

 野原さんは「小深在来はさやがふっくらしているのが特徴。遺伝子組み換え大豆なども流通する中、その土地に合った遺伝子をもつ在来種は貴重」と指摘する。

 同校では、4年生の総合学習として6月に他の品種と一緒に種をまき、今月1日に約2キロを収穫した。児童は育った株を丁寧に引き抜き、さやから大豆を採り出した。