2013年にK2登頂に挑んだ片柳さん。後方は別の峰(片柳さん提供)

 日光市木和田島、無職片柳紀雄(かたやなぎのりお)さん(68)は2018年夏、世界第2位の高峰K2(8611メートル)に挑む。「世界一難しい山」とも言われ、登頂すれば世界最高齢、県民初の快挙となる。13年に本県登山隊として山頂を目指したが、悪天候で撤退。今回は東北地方の登山家らで組織する遠征隊に加わる片柳さんは「記録は二の次。気負わず、普段通りに山登りできれば」と話している。

 K2登頂の世界最高齢記録は04年、スペイン人登山家男性の65歳。今年10月に69歳となる片柳さんが登頂すれば、4歳更新する。日本ヒマラヤ協会(福島市)によると、K2はこれまで邦人49人が登頂し、最高齢は04年の51歳男性という。

 来夏K2に挑むのは「北日本海外登山研究会」の遠征隊。隊員12人で片柳さんが最年長という。来年5月に出国し、山頂アタックは7月の見込み。日本の登山隊は13年の本県登山隊(隊員8人)以来とみられる。

 片柳さんも加わった同隊は、標高約7千メートル地点でその先に大量の積雪があるとの情報が入り、登頂を断念。現地で行動を共にしていたニュージーランド人親子は先を目指し、雪崩の犠牲になった。片柳さんは「技術や体力は当然だが天候に恵まれる運も必要」と語る一方、「1度経験したので7千メートルまでは体が順応してくれるはず。その上が勝負」と気を引き締める。