戦争体験などをつづったノートを持つ四十八願さん

 【佐野】第2次世界大戦の体験を語り継いでいる石塚町、四十八願好造(よいならよしぞう)さん(92)は、語り始めて20年を記念し、自身のプロフィルや体験などを入れたノートを作成、市内の児童へ配布を始めた。四十八願さんは「多くの犠牲があって今の社会がある。体が続く限り語っていきたい」と話している。

 四十八願さんは17歳の時、水戸市の陸軍航空通信学校に入学。戦闘機に乗るために厳しい訓練を受けたが、成績が優秀だったため戦地には行かず、学校に残り指導係を担った。その後、静岡県にあった連隊本部付の連絡係となり、終戦を迎えた。

 毎年8回ほど講演。1月30日は、界小学校で6年生68人に対し、水戸時代の厳しい訓練や勉強、2100人が玉砕した硫黄島、足利市の百頭(ももがしら)空襲など、戦争の悲惨さを語った。

 ノートは、これらの講演の一助にしてもらおうと800部作成。B5判で「語り継ぐ 戦争体験を語り20年」という題字が表紙に書かれている。