全国の大学生や専門学校生らがデジタル技術による漫画作品を競う「デジタルマンガ キャンパス・マッチ2016」で、文星芸大マンガ専攻2年の菊地愛(きくちまな)さん(20、ペンネーム猫太(ねこた)マナ)=宇都宮市陽東5丁目=と南木美里(なんもくみさと)さん(20)=同市瓦谷町=の作品「花盛りの教室で」が最高賞の大賞を受賞した。全部門を通じた計2024作品の頂点。前回キャンパス・マッチからはコミック誌デビューにつながった作品も出ており、2人は「とてもうれしい。将来の夢は漫画家」と口をそろえる。授賞式は12日、東京・有明の東京ビッグサイトで行われる。

 キャンパス・マッチは産学官連携で漫画家や大手出版社、広告代理店、漫画を教える学校などが協力して2014年度から開催。デジタル化が進む漫画の世界で、才能発掘や学生と企業のビジネスマッチングなどを目指している。

 「花盛りの教室で」は15ページの短編で、女子校が舞台。さえない「ボサ子ちゃん」の机にいじめっ子が置いた一輪挿しを巡り、ヤンキーの「ギロ美ちゃん」やボサ子ちゃん、クラスメートが繰り広げるやりとりが、ギャグを織り交ぜ軽快なテンポで描かれている。

 審査員を務めた漫画家里中満智子(さとなかまちこ)さんは講評で「キャラクターたちの描き分けも分かりやすくて、基本を忘れない努力が実ったお手本のような作品」などと絶賛している。