【下野】石橋、元会社員蓬田光夫よもぎ(たみつお)さん(67)がアルミ製ビール缶を活用し製作した「鳥よけ風車」が石橋中で威力を発揮している。4階建て校舎2棟に架かる特徴的な屋根の下にカラスやハト、スズメが入り込み、同校はふん処理に長年頭を痛めていたが、風車が野鳥類をほぼ一掃している。音を立てながら勢いよく回ることが効果につながっているらしい。この功績により蓬田さんは、1月下旬に開催された「市教育のつどい」(市教委主催)で初の学校支援功労表彰を受けた。

 蓬田さんは4年前、妻と日光市上三依のそば店に立ち寄った際、ビール缶に切り込みを入れ風受けの羽根状に細工し、針金で支えて回転するように作られた風車を発見。「くるくる回ってきれいだ」とカメラに収め、作ってみようと挑戦したのが風車作りの始まりだった。

 日産栃木工場で約40年間、エンジン製造を担当してきただけに手先は器用。カッターやペンチを手に試行錯誤を重ねた。「クリアランス(隙間)、切る角度などが思った以上に難しかった」と振り返る。

 何とかクリアして自宅の入り口に飾っていたところ、昨年6月に近所に住む同校の毛塚信夫(けづかのぶお)校長(58)が訪ねて来たという。「勢いよく回る缶ですね。鳥(の追い払い)に効きますか」と質問され、「分からないが試してください」と15個を提供。同校が校舎ベランダなどにつるしたところ、効果抜群だったという。