【栃木】趣味で20年以上作陶し陶芸指導にも当たった箱森町の元市議小林栄治(こばやしえいじ)さん(84)の初めての作陶展が27日まで、万町のホテルサンルートアートギャラリーで開かれている。「次はない」との思いで臨む集大成の個展。ほぼ独学で身に付けた幅広い技法の大皿や大つぼ、花器など約100点を展示している。

 小林さんは、30代から古伊万里などをコレクションしていたのが転じて、4期務めた市議を引退後、58歳で陶芸を始めた。

 当初は岩舟町在住の陶芸家に指導を受けていたが、半年ほどでこの陶芸家が亡くなった。その後は独学だったが、市文化祭で最優秀賞に輝いたほか国際陶芸展や横浜陶芸展などで入選。81歳まで陶芸教室「栃木陶芸学園」の看板を掲げて、指導にも当たってきた。

 「焼き上がりがいいとうれしい。どんな作品を作るか考えるので、ぼけ防止にもなる」と小林さん。今回はこれまでに制作した中から、思い入れのある作品などを集めた。

 会場には、油滴天目や金釉など多彩な技法による茶わん、益子風のつぼ、小鳥を配置したオブジェなど幅広い作品が並んでいる。小林さんは「皆さんに『見てよかった』と思ってもらえれば、こんなうれしいことはない」と話している。

 小林さんの知人が協賛出品。(問)同ギャラリー090・8841・0613。