ジヴニーかおり理事長から英語の特別講座を授ける中学生=昨年9月

 【下野】昨年5月、小金井に開設された市学習支援室「ドリーム」に通う中学生5人全員が高校に合格した。「ドリーム」は家庭の事情により学習塾などに通えない中学生を対象に、高校進学のための学習支援をしている。今春、県内の県立校へ3人、私立校へ1人、茨城県の県立校へ1人が進学。サポートしているスタッフは「来年も今年に続いて全員合格」と意気込んでいる。

 市内の学習支援施設は、2015年から石橋の学校教育サポートセンターで、16年からは南河内児童館で「寺子屋かがやき」として市が運営してきた。その後、旧市こども発達支援センターこばと園に移り、NPO法人「ポポの樹(き)」(ジヴニー・かおり理事長)を主体として再スタートした。現在は3年生5人のほか、2年生5人、1年生3人の計13人が通う。

 毎週水曜日午後4時から2時間、毎週土曜日は午前10時から2時間、午後1時から2時間の学習支援を行う。講師はジヴニー理事長(52)、元中学国語教員の真分喜治(まわけよしはる)副理事長(63)や元教員、白鴎大の学生などが担当している。

 さらに、1食100円で専門の調理師が作った食事も提供。オープン10カ月で62回利用した中学生もいて、合計だと449食に上る。倉沢(くらさわ)チエ子(こ)調理師は「とても100円の内容ではありません。社会福祉協議会や民間の協力でお米や食材をいただけたので大変助かります」と話す。