県教委は13日、県指定有形文化財の美術工芸品610件のうち、約1割にあたる63件が所在不明となっていると発表した。所有者の死亡による所在不明が主な原因。引き続き追加調査を行うほか、所有者に注意喚起する。

 国宝や国重要文化財の所在不明が問題視されたことを受け、県教委は2013年度に市町を通して予備調査を実施。さらに15~17年度、市町職員が現物を確認する本調査を実施した。

 調査の結果、全体の89・7%に当たる547件の所在が確認できた一方で、10・3%の63件が所在不明と判断された。所在不明文化財の所有者の内訳は個人が61件、社寺と企業が1件ずつ。種別では刀剣など工芸品31件、絵画25件、彫刻3件、書跡と考古・歴史資料が2件ずつあった。