三セク化での運営が検討されている道の駅やいた

 【矢板】市から指定された公益財団法人市農業公社が管理運営する道の駅やいたを巡り、市は2019年度以降、市が主導する第三セクター(三セク)での運営を軸に検討していることが、13日までに分かった。市が負担する指定管理料の削減や市産品などのさらなる振興が目的。利用者にとっては取扱品目の増加や営業時間の拡大といったメリットが期待されるという。

 同道の駅は、11年4月に県内19番目の道の駅としてオープンした。敷地面積は1万2千平方メートルで駐車台数は99台。新鮮な市産野菜や特産品が人気を集め、来場者は開設以来増加傾向となっている。16年度は約110万人が利用し、売上高は約4億7500万円に上った。

 同公社は、市から指名を受ける「随意契約」で管理運営し現在2期目(1期4年)。19年3月末で契約が満期になる。市は同公社に年間約1千万円の指定管理料を支払っていることから、3期目を迎えるに当たり財政負担軽減策を模索。管理者を公募することも視野に入れて検討していた。

 一方、農産物を同道の駅に出荷している市内の農家らで組織する直売所組合などは、指定管理者次第では売り上げ重視になり地元の農業振興や活性化が損なわれることを危惧。三セク化を求める要望書を17年11月に市と市議会に提出した。