町内で生産された2016年産のナシ

 県内有数のナシ産地、芳賀町は7日、同町稲毛田にナシを軸にした約27ヘクタールの園芸団地を整備する計画を明らかにした。町が関わりながら県営事業として進められる見込みで、2020年度の完了を目指す。町が掲げる県オリジナルナシ「にっこり」の生産量日本一達成を後押しし、県が推進する「園芸大国とちぎ」のモデルにもなりそうだ。

 町執行部は事業について、同日の定例町議会で、岩村治雄(いわむらはるお)議員に答えた。地形図作成費約320万円の補正予算も可決された。

 町によると、計画地は、旧稲毛田小南の畑、水田計約27ヘクタール。生産者の高齢化に伴い遊休農地の増加が予想され、地元からナシ団地造成を提案されたことから、事業に着手することにした。

 今後、地権者約60人の理解を得た上で、町は県に対し事業採択を申請する。総事業費は約2億2千万円で、負担は国50%、県30%、町12・5%の見込み。地元が残り7・5%を負担するスキームだが、ほ場整備に伴う制度を活用し、地元負担をゼロにする方向だ。

 町内からは16年、約2560トンのナシが出荷され、宇都宮市に次ぎ県内2位。にっこりの栽培面積は生産量日本一の宇都宮市が約17ヘクタールで、約13ヘクタールの町との差は限られている。