台に広げた繭を確認する生産者ら=15日午前8時15分、小山市出井(超広角レンズ使用)

 小山市出井(いでい)のJAおやま桑青果物集出荷センターで15日、真っ白に仕上がった繭約572キロが初出荷された。今年の桑の葉は柔らかく、蚕の生育も順調で収量、品質とも「100%に近い出来」(JAおやま)という。

 同センターに持ち込まれたのは、養蚕農家小谷野洸一(こやのこういち)さん(76)=同市三拝川岸=と福田芳男(ふくだよしお)さん(65)=同市間中=が生産した「改良小石丸」という品種。5月末ごろから育てた蚕が作った繭は長さ3センチほどに成長。極細の生糸になる品種で、着物の生地約80反に相当する。

 同センターでJA職員らが染みの付いた繭などを取り除いた後、計量を経てトラックに積み込んだ。繭は群馬県安中市の製糸業者に運ばれ生糸になる。JAおやま米麦課須藤日出夫(すとうひでお)さん(69)は「改良小石丸の生糸は肌触りが良く着物や長じゅばんに重宝される。素晴らしい品質」と太鼓判を押した。